『GOODBY UNCLE TOM』(1972年、伊、R指定) 別名は『FAREWELL UNCLE TOM』。原語のタイトルは『ZIO TOM』 あらすじ  世界一黒人奴隷を使った国 = 近世アメリカでの黒人奴隷の、アフリカでの捕らえ方・米国への運び方・日常の扱い方、に関して、見るに耐えない残酷でおぞましい史実を資料や現存する道具を基に再現ドラマ化。合間に現在の黒人と白人の人種間対立と、白人のバカっぽい文化を見せる。 私の感想  ひとことで言うと「なんて酷いんだ、恐ろしい」なのですが、見ている内になんとなく漂って来る“?”がありました。この作品には、西洋の奴隷制度に関してスッポリと抜け落ちている部分があるのです。このスッポリ抜け落ちている点は、欧米の“黒人奴隷に関する事柄を一手に扱っていたのがユダヤ系”であったという紛れも無い事実です。その点を考慮して見れば、この映画はユダヤ系の製作者が、見る者に嫌悪感を与える映像を作って“キリスト教徒と黒人の双方を貶める為に製作した”のではないかと思えてきます。  そう、この映画は被害者である黒人も良くは描いていません。そこに気づくと、この映画の表面的な主張である“西洋人が行なってきた奴隷制度のとんでもない酷さ”はもちろんの事、その“西洋の闇の部分に付け込んで金儲けしながら全ての悪を他者に押し付けているユダヤ人の狡賢さ”の両方が見えてしまいます。  なおこの映画には原語であるイタリア語版と、他に各国版が何種類か在って、英語版はどれも各国の映倫に引っかかる部分+当時の政策に不都合な部分をカットして再編集した短縮版です。あえて言うと、英語版はどれも“昔々こういう事がありました”として、現在の人種間対立問題から逃げている感じです。私が調べた時点ではYoutubeに幾つかこの映画が上がっていて、その中に英語字幕付きのイタリア語版(つまりノーカット版)もありました。 余談ですが  ウソ偽りなく“奴隷狩り → 欧米への運搬 → 競売と契約・逃亡者の捜索”まで“奴隷売り買いはユダヤ系が仕切る職業”でした。疑われる方は、有名な『The Secret Relationship Between Blacks and Jews』という本を読んで下さい。  なぜユダヤ系が黒人奴隷を彼らの商売にしていたのか? ユダヤ教で最も重視される経典“タルムード”には、黒人がユダヤ人に隷属しなければならない理由を書いた“異教徒にとっては相当奇怪な内容”の一節が有ります。彼らは決してキリスト教徒に強いられて仕方なく奴隷売り買いを行なっていたのではありません。そこの所を間違えないで下さい。Talmud、Babylonia、Noah、Black、これらの単語を一緒にネット検索すれば、該当する一節の英語版が見つかるでしょう。 ・メディアはヤラセと付かず離れず  この『GOODBY UNCLE TOM』の監督、ヤコペッティ氏の最も有名な作品『世界残酷物語』(当時はテレビなどでも紹介されていなかった、他者から見れば奇妙・奇怪な各国各地の風俗や風習を集めた映画)は、恐らく本当にその土地やその場面の映像なのでしょうけれど、編集等によって多分に誇張されている/再現ドラマである/映っている事やそこで行なわれる行為の解釈が間違っている、部分も有ると思います。要するに製作当時の欧州人から“見て面白い”様に脚色されているのです。学術的に使用する記録映像ではなく“商業映画”ですからネ。(注1)  そして、この映画『GOODBY UNCLE TOM』の場合は、写っている対象に嫌悪感を描かせる映像ばかりを羅列しておいて、その内容である黒人奴隷取引の張本人 = ユダヤだけを対象から外してあるわけです。「ユダヤに関して一切“真の”マイナスネタあいならん」という第二次大戦の戦後より綿々と続く欧米マスメディアの掟(おきて)のせいなのか? それプラス、ヤコペッティ氏自身/周囲/資本、の全部/何れか、がユダヤ系なのでしょう。  話はそれますが、今、世界各国の衛星放送で流されるドキュメンタリー“風”番組では、単に“見て面白い”様にするだけではなく、更にこっそりと“ワレワレに有利な印象が残る”様に作ってあります。一見逆の事を言っている場合でも、やっぱり“ワレワレに有利な印象がすり込まれる”ようになっていたりします。そういう番組を一番量産しているのが“国際ユダヤ”資本で、その活動の中心地は、この映画『GOODBY UNCLE TOM』の舞台 = 米国です。(注2) ・人間=大量破壊兵器を使う残酷な「お猿さんの集団」  米国という国家は、どうしたって否定できないバレバレの悪事 → ネイティブの土地を大量略奪し、世界一大量の黒人を誘拐して奴隷として使い、日本に原爆を落として市民の大量虐殺を行い、1964年まで人種差別を法律で認め、ベトナムで大量に化学兵器を使用するという(最近では中東で“劣化ウラン弾”を使用している。信じられない)、人類が絶対にしてはならないことを僅か3百年程の間に次々と行なってきました。そして今もなお世界の軍事費の約50%を使って、核兵器や化学兵器や細菌兵器を最も所有し、その腕力に物を言わせて他国を脅迫して言う事を聞かせ、欧米メディアを独占して自分達に有利な情報を大々的に流して世界中を洗脳し、その裏で常にワレワレ以外の全てを敵視してスパイしています。  ハリウッド製の映画やテレビ、各国の傀儡メディアに踊らされずに冷めた(覚めた?)目で見れば、米国 = 極悪陰謀組織犯罪国家そのものだけれど、その犯罪国家の黒人に対する部分の歴史を、ヤコペッティ流の“再現”術で映画にしたのがこの作品で、その再現度がどこまで正確なのかは私には判りません。ただしネット上の批評を見る限り大きく外れた部分は無い様です。ほとんど(特定の)ユダヤ人の証言のみによるウソ800のユダヤ製ナチとは違って、米国の黒人の歴史という場合には、奴隷制度その事ずばりを書いた圧倒的な量のありとあらゆる方面の当時の公式書類と現存する数々の道具があるので、逆に大ウソは作れないでしょう。  いずれにせよ、米国に限らず人間は一歩間違うと怖い&酷いのです。この映画『GOODBY UNCLE TOM』の再現ドラマ部分は、そうならない為の反面教師となりえます。 注1.ドキュメンタリーそのものが、最低限、或る個人/グループが実写映像を    “編集”したものなので、全く何の意図も無く“編集”は出来ないから、    結局、何らかの偏向や意図を持っている。一般に思われている様な意味の    “実録”は、正に(何でもかんでも撮った膨大な)記録それ自身である。     例えば、東京の大手メディアは東京の“真に”汚い部分を撮らないので    大手メディア上に東京の実録は存在しない事になる。逆に、東京の設定に    沿ってしか日本各地を撮らないので、大手メディア上には“真の”日本の    実録は存在していない。私達は連日、真ではない日本を見せられている 注2.映画の舞台は米国だが、再現ドラマ場面の大部分はハイチで撮影された